売掛金回収時の注意点

売掛金を期日までにきちんと支払う事は、商売人ならば当たり前の行為です。しかし、取引先にも様々な事情があります。止むを得ず売掛金を期日までに支払えず、こちらに謝罪してくる会社もあるでしょう。その時にこちら側、つまり「債権者」としては、どのように対応すれば良いのでしょうか。

相手の事情に配慮して売掛金支払いを延期してあげれば、たしかに両者の関係は今後も続くでしょう。しかしそこは心を鬼にしなければなりません。売掛金未回収で困る事になるのは、こちら側だからです。速やかに実行しなければならない売掛金回収ですが、その際に注意すべき点がいくつかあります。

まず、相手に対して必ず「支払い期限」を通告しましょう。この時に「1ヶ月以内に」などという表現ではなく、「何年何月何日までに」とはっきり伝えます。これは相手が「今支払えないだけ」なのか、「今後も支払える見込みがない」のかを見極めるためにも重要です。

また、回収方法は時間経過に合わせてどんどん変えていきましょう。まずは電話で「支払ってくださいね」と言うだけでも効果的です。非常に良心的な相手であればそれだけで回収が済む場合があります。相手に悪意があって売掛金を支払わない場合は、最悪の場合として民事裁判も想定しましょう。

以上のような注意点が重要なのですが、それと併せて「消滅時効の存在」、「相手方の資力」も重要です。債権者は売掛金の消滅時効について知っておかなければなりませんし、相手方の資力を調査する必要もあります。